2024/06/06

  • あつみ温泉 萬国屋

【地域共育】あつみ小学校×温海内水面漁業協同組合×萬国屋 温海川で鮎の稚魚放流体験イベントを開催!〈実施レポート〉地域の子どもたちとともに温海川で1,000匹超の鮎の稚魚を放流。~温海川の自然を次世代に繋ぐ、SDGs達成に向けた取り組み~

株式会社萬国屋(本社:⼭形県鶴岡市、代表取締役社長:佐藤 太⼀)が運営するあつみ温泉萬国屋(以下、萬国屋)は、地元のあつみ小学校の児童と温海内水面漁業協同組合などと連携して、温海川での鮎の稚魚放流体験イベントを主催した。同イベントは、夏の鮎友釣り解禁に合わせて稚魚を放流し、次年度以降の増殖を促すとともに次世代へ永続的な資源維持増大と生物多様性維持を図ることを目的にしている。

今後も、萬国屋では「つるおかSDGs推進パートナー(*1)」として、地域社会と連携して温海の自然を受け継ぎ、SDGs達成に向けた取り組みを実施する。

(*1)鶴岡市と共にSDGsの普及啓発や達成に向けた取り組みを推進する企業、団体、研究機関、特定非営利活動法人

鮎の稚魚放流体験

鮎の稚魚1,000匹超を放流した鮎の稚魚1,000匹超を放流した

日時:2024年5月31日(金)10時~11時30分

場所:あつみ温泉温海川河畔

主催:株式会社萬国屋

協力:鶴岡市立あつみ小学校、温海町内水面漁業組合、山形県栽培漁業センター、あつみ温泉観光協会

 

当日は小雨がぱらつく中、あつみ小学校の5年生22名を対象に実施された。

参加した生徒は、例年学内で行われるサクラマスの放流する授業がコロナの影響で中止となった唯一の学年で、地域での自然とのふれあいや世代間交流も取り組むのに難しい世代だった。

本イベントに参加した学生は、鮎の稚魚へ「また帰って来てね」など声をかけながら放流体験に参加していた。主催した萬国屋にとっては、SDGsへの取組みのみならず地域共育と未来への観光人材育成投資という意味合いも持ち、地域の子供達とは実に貴重なコミュニケーションを図ることができた。

約8ヶ月かけて育った鮎の稚魚約8ヶ月かけて育った鮎の稚魚

はじめて鮎に触れる児童もいましたはじめて鮎に触れる児童もいました

温海川に生息する生体にも触れる経験ができました温海川に生息する生体にも触れる経験ができました

萬国屋の社員も放流活動に参加萬国屋の社員も放流活動に参加

昨年秋に採卵して育った体長8~9cm程度の鮎の稚魚昨年秋に採卵して育った体長8~9cm程度の鮎の稚魚

「大きくなって戻ってきてね!」と生徒たちの見送る姿も「大きくなって戻ってきてね!」と生徒たちの見送る姿も

温海川での鮎釣りは7月1日から解禁となります温海川での鮎釣りは7月1日から解禁となります

地域共育とあつみ小学校

温海庁舎では、あつみの豊かな自然や伝統文化、人と人のつながりなど地域の特色を生かし、「非認知能力」を育てる「生きる力を育む教育」として、質の高い教育の環境づくりに取り組んでいる。

 

あつみ小学校の経営基本方針では、「チームあつみ(協働・創造・進取による学校教育目標の具現)」や「共育(信頼関係を深め、学校・家庭・地域で共に育てる)」ことも掲げられており、学校を飛び出して地域社会と連携する野外活動・体験学習が多く行われている。

毎年、地元で生産されるサツマイモやかぶの収穫にもあつみ小学校の児童が携わっている。

 

本イベントのような自然と触れ合う活動も、「生きる力を育む教育」やSDGs未来都市における「地域共育」の一環として行われた。今後も世代間交流と体験を通してあつみの自然・歴史・文化継承を地域一体となって推進する活動を行う予定。

萬国屋館内で鮎の生体や特徴について加賀山教諭による解説

萬国屋館内で鮎の生体や特徴について加賀山教諭による解説

館内を利用して温海川全体を俯瞰して観察も行いました館内を利用して温海川全体を俯瞰して観察も行いました

稚魚を放流する目的と意義もセットで学びます稚魚を放流する目的と意義もセットで学びます

温海内水面漁業協同組合

温海町の財産でもある「川の恵」を守るために、環境にあった稚魚の放流、河川清掃、草刈りなどを継続して行い、地域の環境保全に努めている。

 

温海町内水面漁業協同組合

所在地:〒999-7125 山形県鶴岡市小名部字千田98-1

TEL:0235-44-3236

 

温海川について

温泉街を流れる温海川の河畔では、春は桜、夏は鮎釣り、秋は鮭の遡上と四季折々の表情を見せ、散策道に沿ってそぞろ歩きも楽しめる。川辺に数か所ある足湯やウッドデッキで休憩したり、足湯に入りながら地域オリジナルスイーツを楽しむこともできる。

あつみ温泉萬国屋

あつみ温泉 萬国屋は、山形県鶴岡市にある「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」40年連続入賞の老舗旅館。創業から350有余年間守り続けてきたおもてなしの心で、素敵な旅のひとときを演出する。萬国屋の料理は、山を楽しみ、水を楽しむ「楽山楽水」をテーマにしており、海・山・川全ての旬の素材を存分に楽しむという意味が込められている。日本海直送の旬のお魚料理、山形牛など極上のお肉、地元の旬の野菜など、目でも舌でも楽しめるお料理となっている。